AIで職務経歴書を作ると、文章を整える作業はかなり楽になります。ただし、材料が少ないままAIに依頼すると、どの応募先にも使えそうな抽象的な文章になりがちです。AIを使う前に、自分の経験を棚卸ししておくことが重要です。

職務経歴書で見られるのは、文章の上手さだけではありません。どんな仕事をしてきたか、どんな役割を任されていたか、何を工夫したか、次の仕事でどう活かせるかです。AIには、その材料を渡して初めて実用的な文章を作れます。

まず業務を時系列で書き出す

AIで職務経歴書を作る前にやること|20代転職で経験を棚卸しする手順の本文理解を助ける図解: 棚卸しの順番
判断ポイントを分けると、求人や職務経歴書の見方が整理しやすくなります。

最初に、これまで担当した仕事を時系列で書き出します。入社直後に任されたこと、慣れてから増えた仕事、周囲から頼まれるようになった仕事を分けると、自分の成長が見えやすくなります。

数字がなくても問題ありません。対応件数、担当範囲、繁忙期の役割、後輩フォロー、問い合わせ対応、確認作業など、日常的に続けていた行動を書き出します。AIに渡す前の材料としては、きれいな文章より箇条書きで十分です。

強みを行動で整理する

次に、強みを性格ではなく行動で整理します。「コミュニケーション力があります」ではなく、「お客様の希望を聞き、選択肢を提案していた」のように書きます。「責任感があります」ではなく、「締切前に確認リストを作り、ミスを防いでいた」と具体化します。

AIには「この経験から、応募職種で評価されやすい行動に分解してください」と依頼します。すると、自己PRや職務要約に使える材料が見つかりやすくなります。

応募先との接点を作る

経験の棚卸しができたら、応募先の仕事内容と照らし合わせます。営業職なら顧客対応、提案、数字管理、継続的な関係構築。事務職なら確認、調整、正確性、スケジュール管理。カスタマーサクセスなら説明、課題把握、継続支援です。

AIに「この求人票に合わせて、関連度が高い経験を上から並べ替えてください」と依頼すると、読み手に伝わりやすい順番になります。ただし、実際にやっていないことを入れないように注意します。

AIに渡す入力テンプレート

AIで職務経歴書を作る前にやること|20代転職で経験を棚卸しする手順の本文理解を助ける図解: AI入力チェック
提出前・応募前に確認したい項目をチェックリスト化しています。

AIに渡す時は、前職の業務内容、担当した相手、工夫したこと、成果や変化、応募したい職種をセットで入れます。たとえば「20代で未経験営業職へ応募します。前職では接客を担当し、来店されたお客様の希望確認、商品提案、クレーム一次対応、後輩フォローをしていました」と具体的に書きます。

そのうえで、「職務要約、職務内容、自己PRに分けて整理してください。抽象的な表現だけにせず、面接で説明できる表現にしてください」と依頼します。

まとめ

AIで職務経歴書を作る前に、業務、役割、工夫、成果、応募先との接点を棚卸ししておくと、文章の精度が上がります。AIは文章整理に強いですが、経験の材料は自分で用意する必要があります。

SUTEKI BANKでは、20代の転職相談として、職務経歴書を作る前の経験整理や応募先に合わせた見せ方も一緒に確認できます。